タバコの有害性
タバコに関する事故
タバコは肺がん、心筋梗塞、気管支喘息などの病気の発症の一因とも考えられていますが、病気以外にも幼児、高齢者による誤飲、寝タバコによる火災などの重大な事故を引き起こす要因にもなり、少しの油断からさまざまな危険が伴います。
誤飲事故
| 2006年度 家庭用品等による健康被害のべ報告件数(小児の誤飲事故) | ||
|---|---|---|
| タバコ | 231 | 35.8% |
| 医薬品・医薬部外品 | 106 | 16.4% |
| 玩具 | 55 | 8.5% |
| 金属製品 | 51 | 7.9% |
| プラスチック製品 | 29 | 4.5% |
| 硬貨 | 29 | 4.5% |
| 食品類 | 16 | 2.5% |
| 洗剤・洗浄剤 | 14 | 2.2% |
| 電池 | 14 | 2.2% |
| 文房具 | 13 | 2.0% |
乳幼児、高齢者によるタバコの誤飲事故は年間200件以上発生し、家庭内で発生する誤飲事故では最多数となっています。
タバコの誤飲は急性ニコチン中毒を引き起こし悪心、冷汗、めまい、視聴覚障害、精神錯乱など、中毒症状が深刻な場合は呼吸困難、失神により最悪の場合、命の危険な症状を引き起こします。またタバコの成分が溶け込んだ液体の誤飲は、タバコに比べ体内での吸収が早いため非常に危険です。
家庭内での喫煙には、灰皿を乳幼児の手の届かない場所に保管する、空き缶などを灰皿に使用しないなど、取り扱いに注意が必要です。
火災事故
| 2000年度 タバコによる火災発生状況 | |
|---|---|
| 建物火災 | 3,824 |
| 林野火災 | 384 |
| 車両火災 | 317 |
| 船舶火災 | 4 |
| 航空機火災 | 0 |
| その他の火災 | 2,342 |
| 総計 | 6,871 |
消防庁の発表では、2000年に62,454件の火災事故が発生し、全体の11%に当たる6,871件がタバコが原因とする火災とされ、その内の55%に当たる3,824件が建物火災で、総被害総額は130億円以上とされています。
タバコが原因の火災の多くが投げ捨て、寝タバコなどの喫煙者の不注意によるものと考えられています。
日本では木造建築物が多く、木は燃えやすい印象がありますが、木は燃えにくい性質を持ち、建物に引火した場合でもすぐに燃え広がらず、また建築物の倒壊を防ぐ効果があります。
しかし、一瞬で多くのモノを奪う火災事故を防止するため、タバコは火を扱うモノであることを常に意識する必要があります。
タバコ火災防止への取り組み
- 寝タバコをしない。
- 歩きタバコをしない。
- 投げ捨て(ポイ捨て)をしない。
- 火災に備え寝具、衣類、カーペットなどを防火製品にする。